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やりたいことをやってみた

スパイラルケーブルの交換

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約6分

我が家のセレナが、気づいたらエアバッグランプが点滅するようになっていました。

またクラクションも鳴らなくなっていました。

調べてみると、ハンドルの奥に仕込まれているスパイラルケーブルという部品の交換で治る可能性があり、トライしてみることに。

事象

状況としては、このようにエアバッグランプが点滅を繰り返しています。

また、クラクションが鳴りません。

交換に使った部材

以下、今回の修理に使った部材です。

まずは、新しいスパイラルケーブルの部品。

こちらは楽天で購入しました。

楽天の商品ページより、事前にメッセージにて車体番号・型式指定番号・類別区分番号を入れて適合確認してもらいました。

続いて工具たち。

工具用途
ソケットレンチ(10mm)バッテリのマイナス端子を外すのに使用
マイナスドライバー(中)コネクタキャップを外すのに使用
トルクスビット(T27)エアバッグを外すのに使用
https://amzn.to/43Hgdjq
ソケットレンチ(19mm)ステアリングを外すのに使用
金づちステアリングを外すのに使用
プラスドライバー(中)コラムカバーの取り外しに使用
プラスドライバー(小)スパイラルケーブルの部品移植に使用

上記のなかで今回新たに購入したのはトルクスビットです。

ネット情報ではT30が適合とありましたが、私の場合T27でネジを緩めることができました。

中央に穴が開いているタイプが必要です。

スパイラルケーブルの取り外し

バッテリのマイナス端子取り外し

まず、エアバッグの誤動作を防止するためバッテリのマイナス端子をはずしておきます。

ボンネットをあけ、アクセスに邪魔なエアインテークをはずし、

10mmのソケットレンチでマイナス端子を外しておきます。

とりはずしたら、1分ほど放電待機です。

エアバッグの取り外し

つづいてハンドルの脇にあるトルクスネジのカバーをマイナスドライバーなどであけ、

T27のトルクスビットでネジをはずしていきます。

反対側の1本もはずします。

そしたら中央のエアバッグ部分をひきぬきます。

配線のコネクタが2か所あるので外します。

中央の黄色いコネクタは、黒い部分をマイナスドライバなどで引きあげると抜けます。

ステアリングの取り外し

つづいてステアリングをはずします。

中央のナットを19mmのソケットレンチではずします。

私の場合めちゃくちゃ固く固着しており、金づちでたたきながらなんとか取り外しました。

ナットが外れたら、

灰色のコネクタを取り外して、

ステアリングを引き抜きます。

コラムカバーの取り外し

つづいてコラムカバーを取り外していきます。

こちらは3つのプラスネジで取りついています。

一か所目

二か所目

三か所目

プラスネジを三か所はずしたら、マイナスドライバーなどでカバーの隙間をこじって外していきます。

ウィンカーレバーとワイパーレバーの取り外し

上下2か所の詰めを押しながらウィンカーレバーを引き抜きます。

同様にワイパーレバーも引き抜き、

こちらはケーブルコネクタも取り外します。

スパイラルケーブルの取り外し

いよいよスパイラルケーブルの取り外しです。

こちらはプラスネジ2か所をはずします。

正面奥のツメを抑えながら引き抜きます。

ケーブルのコネクタを3か所引き抜きます。

スパイラルケーブルの部品移植

左が古い部品、右が新たに購入した部品です。

裏側の白い部品を新しい部品に移植します。

小さいネジ3か所と、

中くらいのネジ1か所をはずし、

白い部品をとりはずして、新しいスパイラルケーブルに取り付けます。

部品の取り付け

新しいスパイラルケーブルが用意できたら、取り外しと逆順に取り付けていきます。

スパイラルケーブルを取り付け、

ケーブルコネクタもわすれずに。

ワイパーレバー、

ウィンカーレバー、

コラムカバー、

ここでスパイラルケーブルの回転ストッパーを取り外します。

ステアリングの取り付け

エアバッグにケーブルコネクタをとりつけ、

トルクスネジで固定して終了です。

動作確認

スパイラルケーブル交換後の動作確認です。

バッテリのマイナス端子を接続して、エンジンをかけてみますが、この時点ではまだエアバッグランプが点滅をしていました。

エラーコードの解除手順によりエアバッグランプの点滅を消します。

動画に取り損ねてしまいましたが、手順としては以下です。

  • イグニッションON→エアバッグランプ点灯(約7秒)→エアバッグランプ消灯→すぐにOFF
  • 約3秒待機→イグニッションON→エアバッグランプ点灯(約7秒)→エアバッグランプ消灯→すぐにOFF
  • 約3秒待機→イグニッションON→エアバッグランプ点灯(約7秒)→エアバッグランプ消灯→すぐにOFF

上記手順により解消した後の様子がこちら。

クラクションも無事に鳴るようになりました。

この記事を書いた人

 1男3女の”とっと”です。

 愛知の大学を修了後、メーカーで人工衛星の開発に携わって16年。その間に国産ロケットの打ち上げに3回立ち会い、つくった衛星を見送ってきました。そのメーカーも辞めて、現在ではログハウス建築の仕事を楽しんでいます。

 会社員時代、30代半ばを過ぎたあたりから自分の”消費者根性”に嫌気がさし始めます。身の回りのこと全てについて、業者に言われるがまま当たり前のようにお金を払い、丸投げしてやってもらうこと、それによって「お金を稼がなければ」という足枷ができてしまっていることに気づき、どっと疲れてしまいました。

 人生を本当に楽しんでいくため、2023年の40歳を過ぎたころにようやく卒サラし、地元九州に戻って今に至ります。これまでの消費者根性から脱するため、このサイトでは自分でやってみたことの記録を残していきますので、なにかの参考になれば幸いです。