テールランプの修理

中古で購入したフォークリフトのテールランプが、完全に破損していて使い物になりません。

カバーも無く、ソケット側もサビサビのため、電球を交換するだけでは治らない状態です。

そこで、テールランプ一式がセットになったものに交換することにしました。

まずはフォークリフト本体側配線の確認です。電球は3つ縦に並んでいて、上から順に、

  • ウインカー
  • スモールライト&ブレーキランプ(+端子が二つあるダブル球)
  • バックライト

となっています。ですので配線は以下となります。

  • 白:アース
  • 黄:ウインカー
  • 真ん中の電球に入っている赤1:スモールライト
  • 真ん中の電球に入っている赤2:ブレーキ
  • 下の電球に入っている赤:バックライト

一方、今回新しく購入したテールランプはこちら。

新しいテールランプ側の配線情報はわかっていますので、フォークリフト本体側の配線情報と並べてみます。

これで、どの配線とどの配線をつなげば良いかがわかりました。ただし、ブレーキとスモールライトはどちらの赤線がどちらの信号かわからないので、あとでテスタで確認することにします。

次に配線を切断しながら古いテールランプを取り外し、それぞれの配線にラベルをつけておきます。特に同じ赤色が3本あるので、切断する前にラベルをつけておきます。

さらに不要な金属部品も取り外します。14mmのボルトでフレームに固定されていました。

新しいテールランプ側の配線はオスのギボシ端子になっていますので、

フォークリフト本体側の配線をメスのギボシ端子に加工していきます。

全ての端子加工を終えたら、接続です。

その前に、フォークリフト本体側配線のスモールライト信号とブレーキ信号が同じ赤のため、テスタで確認しておきます。

調べたい2本の赤線のうち、適当な片方と白のアースとの間にテスタを入れて直流電圧を測定します。

試しにライトをONにしたところ13V弱の反応がありましたので、この赤線がスモールライトのようです。

念のため他方の赤線にテスタを当てると、ブレーキを踏んだときに13V弱の反応がありました。

ということで5本全ての配線信号が判明したのでギボシ端子を接続し、全てのライトが所定どおり点灯することを確認します。

確認がとれたら、熱収縮チューブで絶縁処理しました。

次にテールランプ本体の固定です。

悩みましたが、リフトのフレーム本体にテールランプの固定ボルト用のタップを切ることにしました。

クッションを間にかましてテールランプの位置を決めたら、固定ボルトの位置に金属用のキリで徐々に穴を開けます。最終的には4.5mmのキリであけ、これに合うタップを切ります。

ちなみに下の大きいネジ穴はもともと空いていたもので、今回は使いません。

そしたら一旦この穴にテールランプの上部を仮固定します。

配線は本体フレームの中に入れ込んでいきました。

仮固定したら、テールランプを本体に押し付けながら、下部の穴位置に印をつけます。

テールランプを一旦よけて、印をつけた穴に同様にタップを切ります。

二箇所のタップが切れたら、テールランプをボルトで固定します。もう一つのテールランプも同様に処置したら完了です。

Screenshot

今回購入したテールランプはこちら。

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