GoogleドキュメントとGoogleスライドを使って自分で名刺を印刷してみたので、ご紹介します。
大きく4つのステップからなります。
Officeのワードでも作れるけど
名刺ぐらい自分で印刷しようと、最初はマイクロソフトのWordにある差し込み機能というものをつかって、ラベル印刷でA4のマルチカード紙に印刷をしていました。
それはそれでうまくいっていたのですが、普段持ち歩いているノートPCがmacbookなこともあり、自宅のWindowsマシンでないと印刷できないというのに不便を感じていました。
そこで、パソコンを選ばずにどこでも使えるGoogleドキュメントあたりで名刺を作れないか、模索したのでした。
プリンタとマルチカードを準備
プリンタ
最初にパソコン用プリンタとマルチカードを用意します。
私の場合は、前々からブラザーのプリンタをつかっています。
マルチカード
印刷用紙は、あらかじめ名刺サイズで切れ目の入ったマルチカード紙を用意します。
いくつも種類があり、私の場合は地元の文房具屋さんで厚みのあるものを選びました。
1シートがA4サイズで、名刺10枚分の切り込みがあります。
それが8シートありますので、無駄にしなければ名刺80枚分でこのぐらいの値段でした。
パッケージに切り込みのレイアウト寸法が記載されており、これが後々大事になってきます。
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Googleスライドで名刺コンテンツを作成
なにはともあれ、名刺コンテンツを作成します。
文字や画像を自由にレイアウトしやすいGoogleスライドでコンテンツを作成していきます。
ページ設定
新規スライドを作成し、最初にページ設定をします。
プルダウンでいくつか選べるので、カスタムにして適用。
買ってきたマルチカードのパッケージを見ると、1つの名刺サイズは91mm✖️55mmとありますので、
スライドのページ設定を9.1cm✖️5.5cmに設定します。
コンテンツ記入
好きなように名刺のコンテンツをつくります。
スライドはこれで一旦おいておきます。
Googleドキュメントの表機能で名刺コンテンツをレイアウト
A4のマルチカードに印刷するため、Googleドキュメントで名刺コンテンツ10枚分をレイアウトしていきます。
ページ設定
新規ドキュメントを作成し、こちらもページ設定します。
マルチカードに合わせてA4の縦にし、余白を全部ゼロにします。
表を挿入
マルチカードにレイアウトされている10枚の名刺分と同様、2列✖️5行の表を挿入します。
表のセルサイズを名刺サイズに整形
表を挿入したら、すべてのセルをドラッグした状態で右クリックし、表のプロパティでセルの大きさを名刺サイズにあわせていきます。
表の配置を中央、列の幅を9.1cm、行の高さを5.5cmにします。
ここまででセルサイズを名刺サイズにあわせ、表の配置を中央にしたことで、用紙に対する横方向の余白は指定どおり14mmにそろったはずです。
あとは上下の余白を11mmとなるよう表を下にずらせば配置完了です。
ここは試行錯誤しました。
ドキュメント上、表の上(外側)に一行文字入力行があり、その行がどうしても消せないので余白設定では調整できず、またヘッダ機能などをいじってもうまくいきませんでした。
結果として、表の上に存在している文字入力行のフォントサイズを23ptほどにすると、ちょうど良い感じになりました。
名刺コンテンツをセル10個にコピペ
レイアウトが決まったので、最初につくったスライドの名刺コンテンツを画面キャプチャして、画像としてセル内にはりつけていきます。
注意点は、貼り付けした際に微妙にセルの大きさが広がってしまう場合があり、その場合は画像サイズを調整してセルサイズを元に戻します。
調整完了したドキュメント内の名刺コンテンツ画像を、他のセルにコピペしていきます。
表の枠線を削除
表のプロパティで、枠線のサイズを0ptにして枠線を消します。
以上でできあがりです。
A4のマルチカードに印刷
試しにドキュメントで作成した10枚の名刺ページを普通のA4用紙に印刷し、マルチカードと重ねて切れ目が合っているか確認しました。
問題なかったので、マルチカード紙をプリンタにセットし、無事に印刷できました。
まとめ
どこでも名刺の印刷ができるよう、GoogleドキュメントとGoogleスライドを使った名刺作成の手順をまとめてみました。
もし名刺コンテンツを変えたくなったら、スライドを編集して、再度ドキュメントの表に貼り付ければOKです。
ここまでコンテンツが準備できると、今度は持ち運びできるプリンタが欲しくなりました。