今回は、フォークリフトをバックするときに鳴る、
「ピンポーン、バックします」
の音が非常に大きいので、必要な時のみ音がでるようにスイッチでON/OFFできるようにしたいと思います。
ついているボイスアラームはこちら。
配線はこんな感じです。
これのどれかにスイッチを入れてON/OFFできるようにすれば、スイッチONの時だけボイスアラームが鳴るようにできるのではないでしょうか。
ということで、各配線が何の信号か調べます。
スピーカーの裏にラベルがあり、この型番で調べてみましたが、該当する製品情報は出てきませんでした。
しかし、同じメーカーの後継製品と思われるものがありました。
このタイプの配線情報では、茶色がバック信号のようです。
YEC社ボイスアラームBA-111の配線信号
- 赤:イグニッションSW
- 緑:左ウインカー
- 青:右ウインカー
- 茶:バックランプ
- 黄:スモールライト
現物の配線をよくみると、リフト本体からきている赤線が、ボイスアラームの赤と茶に入っています。
試しにボイスアラーム側の茶色を切断して、アラームが鳴るか確認します。
この状態でギアをバックにいれても、アラームが鳴りませんでした。
リフト本体側の赤線がバック信号で、それをボイスアラーム側の赤(イグニッションSW)と茶(バック)に入れ、それぞれの信号をANDすることで音を鳴らすかどうか判定しているようです。
ボイスアラームのON/OFFスイッチはリフト本体側の赤、ボイスアラーム側の赤、ボイスアラーム側の茶、どこに入れても所望の機能は満たしそうです。
しかし本来は赤の主電源が入っている状態で茶のバック信号が入った時だけアラームが鳴る動作のように思いますので、今回は切断したボイスアラーム側の茶のラインにスイッチを噛まそうと思います。
用意したスイッチは2極のトグルスイッチで、防水カバー付きにしました。
スイッチを設置する場所は悩みましたが、ボイスアラーム近くのフレームに取り付けることにしました。
黒いカバーをあけると、このようにボイスアラームの配線がフレームの中に引き込まれています。
スイッチを取り付ける場所に12mmほどの穴をあけます。
切断した茶色の配線の両方を延長し、
フレームの中に引き込みます。
延長した茶色の配線(延長線は赤)をスイッチの端子に接続します。
念のため絶縁テープで巻きます。
スイッチをフレームの中から穴に通し、
防水カバーで固定します。
フレームの開口部にカバーを戻したら完了です。
これで、トグルスイッチがOFFのときには茶色の線が切れてボイスアラームが鳴らないようにできました。
今回購入したトグルスイッチはこちら。
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